豆知識

本の構成要素と印刷・製本

 近年、社史・記念誌・自分史・回顧録・句集・遺稿集等の発行物が広く世に流通しています。
社史・記念誌等は、企業の未来への道しるべ、得意先へのPRのツール、社員教育等としても活用されています。又、自分史・回顧録・句集・遺稿集等は人とのご縁をつなぐ橋渡しを担って発行もされています。
 最近では、DTPの普及でこれらにかかる制作(手間とコスト)も省けるようになりました。時代とともに新しいコンセプトにもとづく作品も数多くあらわれ、ハードからソフトへの移行もみられます。
 今回は、これらの元となる本作りの基本(本の構成要素と造本設計)にスポットをあてました。長年のノウハウによって受け継がれてきたルールや約束事を知ることは大切です。ここでは、本についての基本的な本の構成要素と印刷・製本のしくみ等について紹介します。今後の発行物のお役に立てればと願っております。


各部名称


紙面の各部名称


紙面と基本版画
レイアウトの際、文字通り基本となる版面は、本文の入る部分をいい、行間・段間を含む。行間は本文文字の半分(二分)から1字分(全角)までに設定するのが一般的です。段間は2字分が基本。本文関係は基本版面の外には組まない(わずかな例外はある)。ノンブルと柱はこの外におき、基本版面とのアキは本文1字程度。タイトルや見出しは本文の何行分(と何段分)で考えるのが書籍では基本。これは図版・写真も同じです。本文の文字の位置は、ほかの要素が入ってきても変えてはならないからです。

本の内容とその順序


本の内容・構成を分けると「前付け」「本文」「後付」になります。前付けとは、図のとびら(本とびら)から図版目次までをいい、後付は付録から奥付まで(見通しは内容順序に含めない)もちろんこのすべてが必要ではなく、本・発行物によって構成は異なります。また「献辞」や「奥付裏広告」などもこれ以外の要素もこれに入れることもあります。

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